いきなり小物くさいタイトルですが久々に育児ネタです。
ムスメさんは4歳のときから水泳を習っています。
両親どっちに似ても運動能力はアレなので、せめて基礎体力&持久力だけでも、という魂胆です。
で、歳の割には結構進んでる方なので、
学校のプールではさぞかし活躍できることであろう、と期待してたのですが。
が。
「今日プールのテストがあった」
「どうだったー?」
「4めーとるだった」
4めーとる。
なんやの4メートルて。
あんたいつも水泳教室で普通に25メートル泳いでますやん。
ムスメさんいわく、
「みんな浮いてるだけだったから浮いた」
うん、それみんなは泳げないから浮いてるだけなんだよね?
泳げる人はちゃんと泳いだらいいんだよね?
といろいろ話しているうちに、どうやら
「一人だけ泳いだら目立つからいやだ」
と考えていることが判明。
なんだそれ。女子高生か。
いや今後女子学生として生きていくにあたっては処世術としてアリかもしれないけど。けど。
一人だけ運動できなくて引け目を感じたらかわいそうだと思って水泳習わせたのに、まさか逆に一人だけ泳げて引け目を感じるとは思わなかったYO!
まあそれはとりあえずおいといて、
そもそも、たぶん、泳げるの「一人だけ」じゃない。
少なくとも同じ学年に3人くらいは同じ水泳教室で同じくらい泳げる子がいるのを知ってる。
ムスメさん、多分ろくに周りを見てない。
ろくに周りを見ずに、数人だけ見て「みんな泳いでないから自分も泳がない」とか言ってる。
なんだろうこの、視野が狭いというか適当というか雑というか…
そんなわけであーだこーだとどうにか説得し、
2回目のテストにて無事25メートル泳いできたのでした。
***
さて。
今後また「一人だけ目立つのが嫌だからやりたくない」という事態がおきた場合、
親として「じゃあやめときな」というべきか、「それでもやってみろ」というべきなのか。
劇の主役とか合唱会の伴奏役とか、別に無理にやらなくてもいいようなことであれば「やめときな」って言えるけど、
今回の水泳テストみたいに、それによって個人の評価が下がるようなのはちょっとなあ…
あとは「とにかくみんなと同じじゃないとイヤだ」っていうタイプに育たれてもそれはそれで困る。
***
それはそうと、冷静に考えると
小学校の教育って基本的に「習ってないことはやるな」って方針が多いのに、
体育になるとそうでもないのはなんでなんだぜ。
「クロールできる人はやっていいですよー」がOKで「方程式使える人は使っていいですよー」がNGなの理不尽じゃね?
習ってないことをやることによるリスクは体育の方がよっぽど上だと思うんだけど。